北海道はついに平野部でも雪が降りました。
冬が着実に近づいていますね。
北海道・大雪山などの高い山の上はすでに雪が積もりはじめていて、11月から6、7月ごろまでの半年以上、何メートルもの雪に覆われます。
その重い重い雪の下で高山植物は耐え、雪が解けると花を咲かせます。
過酷な条件で生きている植物の力ってすごい! というか本当に不思議でなりません。
高山植物の中で自分が一番好きなのは「チングルマ」という花で、
高さは10cm位、初夏には白い花びら咲かせる小さな花です。
花だけを見ると「白い梅」といった感じでしょうか。
白い花が終わると長い綿毛のついた種ができ、秋になると種は風に乗って散らばっていきます。
綿毛が風になびく姿が子供が遊ぶ風車に見えることから「稚児車」、転じて「チングルマ」の名前がついたそうです。
大雪山系の登山時期となる6月下旬から~9月中旬まで、
姿を変えながらずーっと楽しませてくれる存在が好きな理由でしょうか、
小さくて華やかさはありませんが、可憐な美しさがあります。
最近ではガーデニング用として〝春から秋まで活躍するの花〟として扱われているのを知りました。
春までがんばれ。チングルマ。